「スイカ」を食べて美味しく夏を乗り切る!
暑い夏の日に食べた冷たいスイカや、海や山で楽しんだスイカ割りなど、夏といえば思い浮かぶ「スイカ」は夏の代名詞ともいえます。
よく冷えたスイカの水分たっぷりの甘い果汁と、シャリシャリとした食感は、夏の暑さで疲れぎみの身体にもやさしくなじみます。
スイカは全体の約90%が水分です。ビタミンやミネラル、アミノ酸の一種のシトルリンなど、栄養素も多く含まれているため、夏の熱中症対策にもおすすめなんです。
スイカの歴史は古く、なんと古代エジプトの4000年前の壁画にスイカが描かれており、南アフリカが原産地とされています。日本のスイカの起源は諸説あるようですが、19世紀中ごろには全国的に栽培されるようになっていたようです。
全国的な旬の時期は5月~8月にかけてとなり、産地ごとに旬の時期が異なります。生産量は熊本県、千葉県、山形県が多く、全体の4割を占めています。
スイカはウリ科の食べ物でキュウリ・メロン・南瓜などと仲間のため、農林水産省では野菜として取り扱っています。
「スイカ」を最後まで美味しく楽しむ!
【スイカの保存方法】
スイカは日数がたてばたつほど、風味が落ちシャリっとした食感もなくなってくるため、届いたら早めに冷やして、早めに食べることがおすすめです。
とはいえ、すぐに、そして一度に食べきるのが難しいことも。そんな場合は、保存方法を工夫をして少しでもおいしさを長持ちさせましょう。
「丸ごとのスイカを保存する場合」
風通しの良い、涼しい、冷暗所で保存するようにしましょう。
「カットしたスイカを保存する場合」
皮付きのままラップで断面を密着させて全体を包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
「より長く保存したい場合」
冷凍保存がおすすめです。種と皮を取り除き、食べやすい大きさにカットしてから冷凍用のジッパーにいれてください。
冷凍したスイカは解凍すると食感が悪くなるため、凍ったまま、または半解凍状態のままお召し上がりください。
【スイカの簡単アレンジ方法】
一玉を持て余してしまった場合でも、正しい保存方法と、簡単アレンジで最後まで美味しくスイカを楽しむことができます。
少しレモンを加えてミキサーで作るスイカジュースや、冷凍保存したスイカを使用してスムージーにしてみたり、他のフルーツと一緒にサイダーを加えてフルーツポンチを作ったり、バニラアイスと混ぜてひんやりアイススイーツにしてみたりなど、簡単アレンジで夏に美味しい冷たいスイカのスイーツはいかがでしょうか。
また、皮に近い白い部分はシトルリンなどの栄養素も多く含まれているので、捨てずに浅漬けにしたり、ウリ科の野菜のようなイメージでスープに使用したり、煮物に使用しても美味しく食べられます。
夏の水分補給にもおすすめ!水分たっぷりの甘い果汁のスイカを食べて暑い夏を美味しく乗り切りましょう。