地域への思いは人それぞれ。三越伊勢丹グループと深く関わる人物に、その思いを語っていただきます。
Q1思い入れのある地域や、その地域にまつわる思い出があればお聞かせください。
私は大分県の生まれで、小学校と中学校は福岡県で過ごしました。
大分での居住期間は短かったのですが親戚が多くいたため、小学校の頃は毎年大分を訪れていました。親戚で国東半島にある杵築(きつき)市でみかん農園を営んでいる一家がいました。そこに従兄弟で同年代の2名がおり、私を含めた3人でよくみかん畑でキャッチボールをして遊びました。ボールは熟す前のまだ緑色の硬いミカンを代用していました。今思うと食べ物を粗末に扱うことは不謹慎ですが、硬さや大きさが丁度ボールとして手頃でした。
そのキャッチボールがきっかけか分かりませんが、私以外の2人はその後も野球を続け、甲子園出場を目指しましたが残念ながらその夢は叶いませんでした。従兄弟のうち1名が現在ミカン畑を継いでおり、今も変わらず年に1回ミカンを送ってくれるのが何よりの楽しみです。
もう1つの思い出は福岡についてです。平成31年4月に仙台三越に赴任しました。赴任時にたくさんのお取組先の方にご挨拶させていただきました。ある食品大手の取組先の支店長との挨拶の中で出身が福岡と聞き、さらに話をすると私の出身中学の先輩にあたる方でした。仙台で福岡の中学の先輩に出会うなんて偶然もあるものだなあと思いました。当時の先生の話などもっとしたかったのですが、残念ながらその後コロナで会うことができないまま、先輩は東京に転勤になってしまいました。
年月を経て、今となっては東京に住んでいる期間が圧倒的に長くなったのですが、多感な幼少期を過ごした九州の大分や福岡の頃のことがいつまでも忘れられません。
Q2ふるさと納税を始めようと思ったきっかけ。もしくはしていただいた感想。
「三越伊勢丹ふるさと納税」のサイトが開設された令和元年にふるさと納税を始めました。ふるさと納税は自分が選んだ市町村を支援できること、また税金の取り扱いのメリットなど導入当時からその特徴は理解していました。ただし、導入時は所得税の確定申告の手続きの手間、またECサイトでカード決済について元々消極的だったため、実際に始めるに至りませんでした。
三越伊勢丹グループでサイトが開設され、安心して始めました。今は一定の要件で確定申告が不要になりましたのでそれも始めるきっかけになりました。
Q3コロナ禍において、仙台三越に起こった変化やエピソードなどを教えてください。
コロナ禍にあっても安心してお買い物ができ、従業員が安心して働ける環境づくりを徹底しています。
お客様の総数は残念ながら減りましたが、食品フロアは近隣の方々が食材をお求めにコロナ前よりたくさんいらっしゃいます。昼時には近くにお勤めの方々がお弁当を買いに訪れる人数も増えました。仙台三越が近隣の方々の食を支えるインフラの一部になっていることを改めて実感しています。私も出勤日は昼夜ともお店で総菜やお弁当を調達しています。
従業員には感染防止対策として多くのお願いをしています。昼休憩時に仲間とおしゃべりしながら食べないこと、しゃべる時はマスク着用を徹底することなど、お客様と接客時以外の休憩時間中も感染防止をお願いしています。
また会社として従業員にコロナに対する情報発信をきめ細かく行うことに注意しています。デジタルによる発信はもちろんですが、朝礼などアナログ発信も効果があります。粘り強く感染防止に努めてまいります。
Q4三越伊勢丹ふるさと納税を通して実現したいこと。
仙台三越は地元企業として東北、宮城、仙台を盛り上げる役割があります。特に百貨店として多くの商品を取り扱う我々は、地元産品をたくさんの方に知ってもらうことが重要な役割と考えます。取組の1つとして、東日本大震災後から東北の優れた銘品を紹介することを目的に「むつめくTOHOKU」というイベントを定期的に店舗で開催し、多くの方に紹介しています。
「三越伊勢丹ふるさと納税」は地元貢献をさらに進化できる優れたコンテンツだと考えています。「三越伊勢丹ふるさと納税」は東北に限定されず全国の三越伊勢丹ファンに発信可能です。全国の人に東北の市町村に興味をもってもらう、各地域の産品を知ってもらうきっかけとなります。
東北6県には200を超える市町村があります。現在「三越伊勢丹ふるさと納税」で提供する東北地方の市町村は14自治体です。三越伊勢丹グループのバイヤーと仙台三越がタックを組んで、取組む市町村を増やし、多くの東北の市町村を全国の方に知ってもらえるようより一層頑張ります。
Q5最後におすすめの返礼品を教えてください!
私は食材で苦手なものが多く、また料理も不得手です。
「三越伊勢丹ふるさと納税」のサイトに各地のおいしい食べ物が掲載されていますが、自分で調理することを想像すると返礼品選びにはいつも悩みます。初年度は湯煎だけで簡単に食べれる山形県米沢市の「米沢牛すき煮セット」を見つけました。温かいごはんに米沢牛をかけて食べましたが、手軽でありながら米沢牛のおいしさを十分に堪能できました。
令和2年の返礼品はコロナで家飲みが増えたことから、岩手県遠野市の「キリン一番搾りとれたてホップ」(10月から1月までの期間限定商品)を選びました。遠野市で生産しているホップを使用している品物とのことです。
そのようなわけで、私が選ぶものは限られますが、その中で返礼品探しを結構楽しんでおります。
米沢牛すき煮セット100g×3個
寄附金額 19,000円
詳細はこちら
米沢牛すき煮セット100g×3個
寄附金額 19,000円
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