南北に長い新潟県の内陸側の山脈は、名ただる豪雪地帯として知られており、春には稲が土壌の養分を吸い上げる手助けをする、ミネラル豊富な雪解け水が新潟平野を潤します。 また、多くの地域では昼夜寒暖差が大きく、これがお米に甘み・旨みを蓄えることを促します。
そして川を流れた雪解け水は、やがて井戸水になり醸造用水となります。 良質な軟水は日本酒づくりに欠かせません。
今回はそんな新潟県の豊かな自然が生み出す、お米・日本酒をご紹介いたします。
新潟県 おいしさの秘密
お米編
新潟米のふるさと
日本の米処と言われる新潟ですが、その県内の各地域ごとに特有の気候風土があり、それぞれの産地のコシヒカリも微妙な風味・味わいの違いがあります。
岩船地方は県境にある朝日連峰・飯豊連峰に囲まれ起伏に富んだ地形です。
山間部は朝日が十分当たり西日が差し込まないため、朝夕の寒暖の差が大きく、米の旨みが増します。三面川や荒川のミネラルを豊富に含んだ水が流れ込む田園地帯で育まれた、粒ハリの良いしっかりした食感が特徴です。
魚沼地方は新潟県の南東部に位置し、冬は3メートルもの積雪がある、日本有数の豪雪地帯として知られています。冬に積もった雪は、春になるとゆっくりと溶け出し、ミネラルを多く含んだ清らかな水を田んぼに供給します。昼と夜の寒暖差が激しい山間地の気候のため、稲がじっくり熟成され米の旨みがぎゅっと凝縮されたお米が出来上がります。
佐渡では「生きものを育む農法」を地域で取り組んでおり、トキを中心とした豊かな生態系を守りつつ生き物が暮らしやすい水田環境を作り出しています。
佐渡特有の海洋性気候がもたらす清浄な空気と、ミネラル分を豊富に含んだ水。そして穏やかな気候風土のため、稲の稔りの期間が長く、じっくりと登熟する旨みのあるお米になります。
お米の作付面積、収穫量、いずれも全国第1位を誇る新潟県。
広大な越後平野と、それを潤す信濃川や阿賀野川などの河川。
川には豊かな栄養を含んだ水が絶えず流れ込み、米に旨味を吹き込みます。
- 1羽茂(佐渡)
- 2朝日(岩船)
- 3菅谷
- 4弥彦
- 5加茂
- 6村松
- 7上川
- 8長岡
- 9栃尾
- 10糸魚川
- 11十日町(魚沼)
- 12塩沢(魚沼)
- 1羽茂(佐渡)
- 2朝日(岩船)
- 3菅谷
- 4弥彦
- 5加茂
- 6村松
- 7上川
- 8長岡
- 9栃尾
- 10糸魚川
- 11十日町(魚沼)
- 12塩沢(魚沼)
新潟県産無洗米コシヒカリ産地別食べ比べ12個入特別セット(新潟伊勢丹限定)
新潟の米どころとしては魚沼・佐渡・岩船が有名ですが、この他にも、これに負けずとも劣らない有料産地が県内のいたるところに点在しています。
単品ではなかなか手に入りづらい産地のお米も含む選りすぐりのお米を、とがずに炊けて簡単・便利な無洗米にし、お手軽に食べ比べをお楽しみいただけるセットにしました。
チャック付きの包装で使い勝手も非常によく、さらに酸化を防ぐ窒素充填包装となっているので、冷暗所保存であれば半年から1年近く風味の劣化を最低限抑えることができ、食べきれないという方にも安心です。
新潟県 おいしさの秘密
日本酒編
酒造紹介 ①
北雪酒造 - 新潟県佐渡市
佐渡赤泊の小さな港の海辺にある、温和な佇まいの酒蔵として酒づくりをはじめた北雪酒造。
創業以来、守り受け継がれてきた熟練の技。
一方で、音楽演奏や超音波振動、遠心分離機など これまでになかった新たな“一手”を次々に取り入れ、 日本酒づくりの時代を切り開く、イノベーティブな酒づくり。
伝統と革新を取り入れ、挑戦者を実践する酒蔵です。
酒づくりの基本となる酒米づくりにおいても、水にこだわり農薬や化学肥料には頼らない農法を徹底。
生き物にやさしい農法であることから、佐渡では「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」(朱鷺認証米)として認定されています。
酒づくりは、米づくり。そして、人とのつながり。
契約農家と手を携え、棚田で新潟清酒米の代表格 「越淡麗」や「五百万石」を育てています。
また、地元の農家に呼びかけて研究会を結成。
米づくりへの磨きをかけ、味、香りともに格別な 純米大吟醸・大吟醸となる、上質な酒米を生み出しています。
酒造紹介 ②
麒麟山酒造 - 新潟県阿賀町
1843年創業(新潟・奥阿賀)
麒麟山酒造は新潟を代表する淡麗辛口の蔵元です。
奥阿賀産100%のお米づくりや、山を守る植林活動など、辛口な味わいと地域に根ざした酒造りにこだわっています。
麒麟山酒造が立つ新潟・奥阿賀は森林に覆われた山間の豪雪地帯。
名峰・麒麟山の麓を流れる常浪川(とこなみがわ)流域の超軟水を仕込み水に、豊かな自然に囲まれてお酒を醸しています。
麒麟山酒造が使用する酒米の100%は、蔵の半径10キロ内のエリア(阿賀町内)でまかなっています。春から秋にかけて、麒麟山の酒米は仕込み水と同じ常浪川(とこなみがわ)の超軟水を吸って育ち、収穫後すぐに仕込みをはじめます。麒麟山酒造が行う100%地元産米の酒造りという取り組みは、実現に約30年もの歳月がかかりました。
酒造紹介 ③
市島酒造 - 新潟県新発田市
北越後にそびえ、万年雪を抱く飯豊連峰から流れる清冽で類まれなる柔らかい伏流水と、新潟が誇る珠玉の酒米を磨きに磨き上げ雪の降る城下町、新発田でゆっくりとゆっくりと醸しました。
お酒をつくるためにある奇跡のような地にある蔵だからこそつくることが出来るお酒。
毎年、蔵人は失敗を恐れながらも慎重に慎重に発酵する醪の声を聴きながら、美味しくて、呑む人に喜んでもらえるお酒を生み出すために心を込めています。
「王紋」市島酒造は、北越後、新発田藩の歴史と共に生まれ230有余年、藩の志士や庶民に呑まれ愛されて来ました。
越後の民を幸せに導いてきたお酒を、これからもずっと醸し続け世界の人にお届けする・・・。
「呑む人々が、もっと幸せな気持ちになって欲しい」
そんな思いでつくったお酒です。
新潟伊勢丹限定 新潟県酒蔵飲み比べ日本酒カップ30本入特別セット
昨年から続く新型コロナウィルスの影響で飲食業界が落ち込む中、新潟県内のお酒の事業者にもダメージが出ています。
夏の帰省や観光での県外客の流入も厳しい中、新潟県内唯一の百貨店である新潟三越伊勢丹が企画した、新潟県内の生産者・事業者を応援する特別セットをご紹介します。
新潟県 酒蔵マップ
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1阿賀野市
- 越つかの酒造(銘柄:代々泉)
- 白龍酒造(銘柄:白龍)
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2阿賀町
- 下越酒造(銘柄:麒麟)
- 麒麟山酒造(銘柄:麒麟山)
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3糸魚川市
- 渡辺酒造店(銘柄:根知男山)
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4小千谷市
- 新潟銘醸(銘柄:長者盛)
- 高の井酒造(銘柄:たかの井)
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5柏崎市
- 原酒造(銘柄:越の誉)
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6加茂市
- マスカガミ(銘柄:萬寿鏡)
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7五泉市
- 近藤酒造(銘柄:酔星)
- 金鵄盃酒造(銘柄:越後杜氏)
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8佐渡市
- 尾畑酒造(銘柄:真野鶴)
- 加藤酒造店(銘柄:金鶴)
- 北雪酒造(銘柄:北雪)
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9新発田市
- ふじの井酒造(銘柄:ふじの井)
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10上越市
- 頚城酒造(銘柄:久比岐)
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11津南町
- 苗場酒造(銘柄:苗場山)
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12十日町市
- 魚沼酒造(銘柄:天神囃子)
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13十日町市
- お福酒造(銘柄:お福正宗)
- 池浦酒造(銘柄:和楽互尊)
- 吉乃川(銘柄:吉乃川)
- 長谷川酒造(銘柄:雪紅梅)
- 恩田酒造(銘柄:舞鶴)
- 中川酒造(銘柄:越乃白雁)
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14長岡市
- 笹祝酒造(銘柄:笹祝)
- 越後鶴亀(銘柄:越後鶴亀)
- 宝山酒造(銘柄:伯宝)
- 朝妻酒造(銘柄:雪の幻)
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15妙高市
- 千代の光酒造(銘柄:千代の光)
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16村上市
- 大洋酒造(銘柄:大洋盛)