【琉球びんがた】びんがたショールムイ　オーシャン

およそ450年続いたといわれる琉球王国から受け継がれた伝統工芸「琉球びんがた」は、南国沖縄の独特の風土から生まれた型絵の染物です。
「京友禅」「江戸小紋」と並ぶ日本を代表する染物として親しまれています。
天底びんがた工房・宮城友紀による、沖縄の自然風景を緻密に丁寧に描き染め上げた一品です。
色彩豊かな琉球紅型のショールで華やかな装いを楽しめます。
亜熱帯のヤンバルの森に自生するヒカゲヘゴをデザインしています。
ハートに見立てられているのはヒカゲヘゴの新芽。
その森に暑い季節の水辺にだけひっそりと舞うリュウキュウハグロトンボを施し、そのほかにはリュウキュウルリモントンボのペアも描かれています。無地の部分の地染めが涼しげなブルーグリーンの「オーシャン」です。

サイズ：約195cm×約54cm
素材：タッサーシルク　100%・顔料

＜天底びんがた工房＞
宮城友紀（みやぎゆき）

1981年福島県生まれ。
2004年東北芸術工科大学テキスタイルコース卒業、来沖。
6月より知念績元先生のもと紅型を学ぶ。
2011年4月より、夫の故郷、今帰仁村天底にて自身の自宅兼工房をはじめる。
2015年頃より、国頭村で自然観察会に参加したことをきっかけに、もともと樹木や花が好きだったが、より”やんばる”の自然にはまる。
そのひとつひとつに心踊らせ、制作を続けている。

受賞歴

第14回　りゅうぎん紅型デザイン公募展　奨励賞→☆ / 第15回　りゅうぎん紅型デザイン公募展　大賞→☆ / 第68回 沖展 染色部門 浦添市長賞 / 第69回 沖展 染色部門 奨励賞 / 第70回 沖展 染色部門 浦添市長賞